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WPvivid BackupによるWordPressバックアップ方法とでエラー対応

WPvivid BackupによるWordpressバックアップ方法とでエラー対応

概要

フリーランスエンジニア スリーネクスト

WPvivid Backupは、WordPressサイトのバックアップ、復元、移行を簡単に行える便利なプラグインです。無料版でも多くの機能が利用できますが、環境によってはエラーが発生することもあります。

WPvivid BackupによるWordPressバックアップ方法

  1. WPvivid Backupプラグインのインストールと有効化:
    • WordPress管理画面にログインします。
    • 「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を選択します。
    • 検索ボックスに「WPvivid Backup」と入力し、表示された「WPvivid – 移行、バックアップ、ステージング」をインストールして有効化します。
  2. 手動バックアップの作成:
    • WordPress管理画面の左メニューから「WPvivid Backup」をクリックします。
    • 「バックアップ&復元」タブを選択します。
    • バックアップ範囲(サイト全体、データベースのみ、ファイルのみなど)を選択し、「今すぐバックアップ」ボタンをクリックします。
    • バックアップが開始され、進捗が表示されます。完了すると、バックアップリストに表示されます。
    • バックアップファイルは、サーバー内に保存されるほか、PCにダウンロードすることも可能です。
  3. 自動バックアップ(スケジュールバックアップ)の設定:
    • 「スケジュール」タブをクリックします。
    • 「バックアップスケジュールの有効化」にチェックを入れます。
    • バックアップの頻度(毎日、毎週、毎月など)と、保存するバックアップの数を設定します。
    • 「変更を保存」をクリックします。
  4. リモートストレージへのバックアップ:
    • 「リモートストレージ」タブをクリックします。
    • Google Drive、Dropbox、Amazon S3などのクラウドストレージを選択し、認証を行います。
    • 認証が完了すると、バックアップ時に「バックアップをリモートストレージに送信する」を選択できるようになります。これにより、サーバーの容量を圧迫せずにバックアップを安全に保管できます。

WPvivid Backupで発生しうるエラーと対応方法

WPvividでバックアップエラーが発生した場合、以下の点を確認・対処してみてください。

  1. PHPのメモリ上限(Memory Limit)の不足:
    • バックアップ中にメモリ不足のエラーが表示されることがあります。WordPressが利用できるメモリ量を増やすことで解決する場合があります。
    • wp-config.phpファイルに define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M'); のような記述を追加します(数値は必要に応じて調整)。
    • または、レンタルサーバーの管理画面からPHPの設定を変更してメモリ上限を上げます。
  2. PHPの最大実行時間(Max Execution Time)の不足:
    • 大きなサイトのバックアップには時間がかかり、PHPの実行時間制限を超えてしまうことがあります。
    • php.iniファイルで max_execution_time = 300 のように値を増やします(300秒など)。
    • または、.htaccessファイルに php_value max_execution_time 300 のような記述を追加します。
    • レンタルサーバーによっては、管理画面から設定できる場合もあります。
  3. サーバーのディスク容量不足:
    • バックアップファイルはサーバー内に一時的に保存されるため、サーバーのディスク容量が不足しているとエラーになります。
    • 不要なファイルを削除して容量を確保するか、リモートストレージに直接バックアップするように設定を変更します。
  4. ファイルパーミッションの問題:
    • WPvividがバックアップファイルを作成するディレクトリへの書き込み権限がない場合にエラーが発生することがあります。
    • FTPクライアントなどを使って、WordPressのルートディレクトリやwp-contentディレクトリ、およびその中のサブディレクトリのパーミッションを確認し、必要に応じて755644などに変更します。
  5. 他のプラグインとの競合:
    • 稀に、他のプラグインとWPvividが競合してエラーが発生することがあります。
    • 一時的に他のプラグインを全て停止し、WPvividでバックアップが成功するか確認します。成功した場合は、競合しているプラグインを特定し、代替プラグインの利用や開発元への問い合わせを検討します。
  6. 自動バックアップの頻度・時間・圧縮形式の見直し:
    • サーバーの負荷が高くなる時間帯に自動バックアップが実行されると、エラーになりやすいことがあります。
    • バックアップの頻度を減らしたり、サーバー負荷の低い時間帯(深夜など)にスケジュールを変更したり、圧縮形式を見直したりすることで改善する場合があります。
  7. WPvividプラグインの再インストール:
    • プラグイン自体に問題が発生している可能性も考えられます。一度WPvividプラグインを無効化し、削除してから再度インストールしてみることも有効な場合があります。
  8. WordPressやプラグイン、テーマのバージョン:
    • WordPress本体や、WPvividを含む他のプラグイン、テーマが最新バージョンであるか確認します。古いバージョンでは互換性の問題が発生する可能性があります。

上記の対処法を試しても解決しない場合は、レンタルサーバーのサポートに問い合わせるか、WPvividの公式サポートやコミュニティフォーラムで質問してみるのが良いでしょう。エラーメッセージを具体的に伝えることで、より的確なアドバイスが得られる可能性が高まります。

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